ボイパを効率よく、さらに上達する4つの方法
今回はボイパの上達法について書こう思います。
自分はボイパ歴15年以上ありますが、ちゃんと聞けるようなレベルになったのは、実は始めてから5年くらいしてからです。
始めたころは、形では出来てたんですが、リズムも安定しないし、けっこうヒーヒー言いながらやってました。
そんな僕が本格的にボイパを練習し始めて、急激に上達した理由を元に、効率的に上達する4つの方法を紹介したいと思います。
具体的なボイパのやり方やコツなんかはネットに出回ってますので、その辺は置いといて、少し違った角度で書きます。
ボイパの上達で伸び悩んでる人の参考になればと思います。
1.師匠を見つける
まず僕が急激にボイパを上達させたきっかけは、師匠を見つけることでした。
師匠と言うとたいそうですが、しっかりしたプロのお手本を見つけるということです。
僕がボイパを本格的にやりだしたときに、まずお手本にしたのが、元Baby Booで、現Permanent Fish のボイパニスト・Kazz さんです。
当時Kazzさんと3ヶ月ほど毎週一緒にライブをやる機会があって、その時はとにかくKazzさんのボイパを凝視観察して、パクってマネしまくりました。
なので、あの時分はお客さんから「ボイパがKazzさんに似てきた」とよく言われてましたが、その分飛躍的に上達しました。
その後、Youtubeでイギリスのとあるアカペラグループのボイパニストに惚れ込み、動画の演奏や、パフォーマンスをコピーしまくって、そこでさらにボイパに磨きがかかりました。
歌が上手くなるための最短の近道とも共通しますが、とにかく「芸の基本はモノマネ」です。
歌でもボイパでも完コピすればするほど上達は早まります。
ですので、まずはこの人だ!という師匠を見つけることが最も効率よくボイパを上達させる方法です。
「ボイパではなくドラムをマネるべきだ」という主張の方もいらっしゃいます。
ボイパはドラムをモチーフにしてるので、参考になる部分も多くあるので、それについて完全否定はしません。
ただそうは言ってもドラムとボイパは結局は違う楽器です。
ドラムにしか出来ないこともあるし、ボイパにしかできないことがあります。
なのでやはりボイパを上達させたいのならばボイパのマネが一番早い、というのが僕の考えです。
2.ライブを決めて自分を追い込む
ボイパをより早く上達させるには強い動機が必要です。
動機付けで一番いいのが「ライブを決めること」。
ストリートでも何でもいいのでライブを決めてしまうと、期限があるのでやらざるを得ません。
当然ですがライブは規模が大きいほどプレッシャーも大きいです。
ポイントはライブの中で1小節でも2小節でもいいのでボイパソロを入れること。
自分がフューチャーされる場所を作って自分にプレッシャーをかける。
これによってかなり練習に身が入ります。
僕自身は大きなライブでは必ず少し長めの尺をもらって、少し練ったボイパのソロパフォーマンスをやらせてもらってました。
追い込むためにやったわけではないですが、決まると普段よりも練習時間が増えて、そのたびに上達することができました。
ステージは成長を促してくれます。
3.ゆっくりからやる
これはもしかしたら案外見落としがちなポイントかもしれません。
楽器を習得するときのポイントとして、「テンポを落としてゆっくりな所から練習する」というのがあります。
ボイパの上手い人の演奏を見るとチャッチャカチャッチャとせわしなく、「どうやったらあんなに早く口が動くんだろう?」と思いますよね。
当たり前ですが、最初っからあんな風に出来ることはないです。
最初はゆっくりから始めて、少しずつテンポを速めていくことで、いつの間にか速く出来るようになっているものです。
以前バイオリニストの葉加瀬太郎さんTVで、一般の方から「どうやったらそんなに速く弾けるようになるんですか?」という質問をされていました。
その時葉加瀬さんも、最初は一音一音ゆーっくりゆーくり丁寧に弾いて、弾けるようになるたびに少し速くしていく、と言う風に答えておられました。
僕の場合は、先ほど動画のコピーをしてきたと言いましたが、その時はGomplayerというフリーソフトを使っていました。
Gomplayerには動画のスピードを早めたり遅めたりする機能が付いています。
この昨日でボイパ動画のスピードを遅くして、楽譜に書き起こし、動画に合わせてゆっくりから練習し、少しずつスピードを上げていく練習をしてました。
少しずつ上げていくので、出来るようになったときは本当に「いつの間にかできるようになっていた」という感覚です。
というわけで、練習は必ずゆっくりから始めるようにしてください。
4.お風呂でやる
練習の環境で最も適しているのが、お風呂ではないかと思っています。
お風呂でのボイパ練習には2つの大きなメリットがあります。
1.唇が常に潤っていること
ボイパのキックの音や、無声の場合はスネアの音などを出すとき、唇を使います。
このとき唇が乾いていると鳴りが悪く、逆に潤っているといい音が出やすくなります。
お風呂では常に唇を潤わせることができるので、とても音が鳴らしやすく、難しいスネアの感覚も掴みやすいです。
2.音響がいいこと
お風呂は反響して、エコー効果がかかるので歌が上手く聞こえるとよく言いますが、ボイパも同じです。
特に低音がすごく響いてくれます。
唇が潤って鳴りが良くなっている上に、音響で凄く良く音が響くので、練習がはかどるはかどる。
デメリットと言えば練習が乗ってきてついつい長風呂になってしまうことくらいです。
というわけで今回は自分の体験をもとに、ボイパを効率的に上達させる4つの方法をご紹介いたしました。
ピアノでもダンスでも今日やって明日驚くほど上手くなるってこはまずないです。
やはり芸事はコツコツやることが大事。
その中でもより効率のよい方法は、マネをすることだと思います。
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