玉置浩二トリビュートアカペラ#31「ロマン」(アルバム「あこがれ」より)
大阪・河内長野市在住、玉置浩二専門ひとりアカペラアーティスト Neo-Ris です。
玉置浩二さん(安全地帯)が好き過ぎて、安玉の楽曲を僕ひとりの声を多重録音でアカペラする企画「玉置浩二トリビュートアカペラプロジェクト」という企画を一人でやってます。
50曲アップをゴールに楽しんでやってます😄
今回は玉置さん2枚目のソロアルバム「あこがれ」より、「ロマン」を選曲しました。
玉置浩二「ロマン」について
「ロマン」は1993年3月24日リリースの玉置さんのソロアルバム「あこがれ」の中の1曲。
シングルにはなっていないものの、玉置さんのバラードの中では人気の高い1曲。
Youtubeを見るとカバーしてる人もたくさんいます。
2001年には SING LIKE TALKING が、『ROUND ABOUT』というアルバムで、この「ロマン」をカバーしています。
『たったひとつの愛見つけたから』『結ばれたこと忘れないように』という歌詞が、結婚式にぴったりだなと思って、友達に結婚式で歌ってと言われた時は、よくこの曲を歌っていました。
僕自身も思い入れのある曲で、玉置さんのアカペラカバーをする上では外せない1曲でした。
本格的にソロ活動に動き出した玉置さんは、このアルバム「あこがれ」から世界観が変わっていきます。
作詞が須藤晃さんに変わって、素の玉置さんらの内面みたいなものが剥き出されていったみたいな感じ。
それが「田園」とか「Mr.Lonely」に代表されるような、素朴で優しく、そして力強いメッセージを持った玉置ワールドに展開していくんですね。
そして、このアルバムで初めて玉置さんが作詞した曲「大切なとき」が収録されていて、ソロCDとしては2枚目ですが、ソロ玉置浩二としては原点のようなCDです。
ストリングをバックに歌うバラード集で、しっとり癒やされたいときにオススメです。
アカペラ「ロマン」制作覚え書き
「ロマン」アカペラ編曲
今回の編成は6声(メインボーカル、コーラス4声、ベース)。
ボイパの入らない純粋な声だけの6声は、#11の「ブルーに泣いてる」以来です。
原曲のストリングス編曲とは違ったゴージャスなボリューム感を出したくて6声にしました。
テンションコードをフンダンに使って、分厚く分厚くしています。
僕が一番好きなタイプのアカペラがこれです。
こだわったポイントは2番の展開です。
1番はシンプルに「う~」と伸ばすコーラスにして抑えめにして、2番ではタイミングをズラして入るベルトーンを豊富に使って盛り上げています。
そして途中の「消えても~」で字ハモのアクセント。
そう言えば、僕の編曲2番にこの手のアクセント入れがちです😅
2番で変化を出そうと思ってると自然に入れちゃっていました。気づかれてなければいいんですが笑
ちょっと今後の編曲はそれについても頭ひねります。
あと大サビの字ハモも聴きどころです😊
6声アカペラならではの厚みを感じていただきたい。
「ロマン」レコーディング~ミキシング
今回のレコーディングはスムーズにいきました。
逆流性食道炎の影響で声がザラザラしてて、胃の調子が良くても声の方は全然キレイにはならなくて、もうデフォルトでこれなんかなぁと半ば諦めてる感じなんですけど、これはこれで「味になってて良い」と行ってくれる人もいるので、気にせずどんどん録っていくことにしました。
コーラスのミックスの時に気にしてやってるのが、コーラスが4声なら4声すべてを聴き分けられるようなバランスにすること。
これが正解ということではなく単純に僕の好みで、全部のパートを聴こえたいし、聴いてもらいたいという気持ちです。
多くなれば多くなるほど混ざって分かりづらくなるんですけど、なるべくそのようにしてます。
それで今回は、動画で写っている人物とPan((ステレオで左右のどこから聞こえるか)のポジションを完全にリンクさせています。
動画で右端で歌っている人のコーラスの声が、右端から聞こえる感じ。
なのでヘッドフォンで聴いてもらうとより立体感が伝わると思いますし、動画とリンクすることでパートが聴き分けられやすくなっています。
「ロマン」動画撮影~編集
動画は今回もグリーンバック合成で撮影。
前回の#30「安全地帯メドレー」の撮影の後、同じ日に撮りました。
で、先にメドレーを編集してアップして、2週くらい空いたんですけど、このロマンを撮ったことをコロッと忘れてて、もう一度撮影しかけました😅
グリーバックやカメラやモニターなどの撮影準備をして、衣装に袖を通した時に、あれ・・・この服で一回何か撮影したよな・・・、あれ、この曲撮ったっけ!?
そこで思い出しました・・・💦
最近マジで物忘れがヒドい…。
せっかく撮影の設営もしたということで…
まだミックスが終わっていない次の曲(「yのテンション」)の動画を先に撮りました。
動画編集で、困ったのは人物の配置です。
人数が偶数でメインをセンターに配置した場合は、両サイドが3人と2人になってしまってバランスが悪いんです。
で、ボイパが入るパターンの場合は、3人コーラスを左に配置して、右にボイパとベースのリズム隊2人を配置して、収まりはつくんですけど、コーラス4、ベース1では分けるのが気持ちが悪い。
同じ編成の「ブルーに泣いてる」の場合は、上下で[メイン・ベース]:[コーラス]に分けました。
今回も最初はこんな感じで作ってたんですけど、この「ロマン」に関しては、しっかりメインをフューチャーしたいということでいったん御破算に願いました。
それでグリーンバックで背景を気にしなくていいというメリットがあったので、人物ごとに区切るのをやめて、同一背景上に、先程ミックスの説明で書きましたように、音の配置とリンクするように人物を配置するかたちにしました。
人物の大きさも、手前ほど大きく、奥に行くほど小さくして立体的にしています。
最後はフィルターで暖色系に仕上げました。
ということで「ロマン」でした。
次回は「yのテンション」か?同時進行の別の曲とどちらが先にだせるか?