玉置浩二「メロディー」アカペラカバー

音楽理論 アレンジ

初心者が楽曲アレンジするなら知っておきたいコードのバリエーション

投稿日:2016年10月31日 更新日:

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鍵盤

作曲やアレンジをする際に、知っておきたい音楽の基礎知識がいくつかあります。

今回はその中のひとつ、「コード」についての第3回目「コードのバリエーション」についての説明です。

 

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メジャー、マイナー以外のコード

コードにはメジャー、マイナー以外にも色んなコードがあります。

代表的なものがこちら。

sus4(サスフォー)
dim(ディミニッシュ)
aug(オーギュメント)
add9(アッドナインス)

 

ではそれぞれを「C」のコードを使って説明します。

sus4(サスフォー)

これはメジャーコードの真ん中の3度の音が、隣の4度に遊びに行くコード。

「C」の場合は「ド・ファ・ソ」の和音になります。

Csus4コード

このコードは「4度に移動した真ん中の音を、3度に戻したい衝動に駆られる」という特徴があります。

 

aug(オーギュメント)

これはルート(基準の音)から3度ずつ同じ間隔の3つの音で出来たコード。

「C」の場合は「ド・ミ・ソ#」の和音です。

Caugコード

納まりの悪い、ふわっとした不思議な和音のコードです。

間に挟み込んで使うことの多いコードです。

 

dim(ディミニッシュ)

これはルート(基準の音)から短3度ずつ同じ間隔の4つの音で出来たコード。

「C」の場合は「ド・レ#・ファ#・ラ」の和音です。

Cdimコード

aug同様、納まりが悪く、単体だとガビーン!って感じのニュアンスです。

こちらも間に挟み込んで使うことの多いコードです。

 

add9(アッドナインス)

これはルート(基準の音)から9度(一周まわった2度)の音を加えたコード。

「C」の場合は「ド・ミ・ソ」に、ルートから9番目(2番目)の「レ」の音を加えます。

Cadd9コード

このコードは定番で、爽やかな響きがあり、使いやすいコード。

終止の音にもよく使われます。

 

アカペラでもよく使われ、少人数でも厚みを出すのに一役買ってくれます。

マイナーコードに使うと、悲しさをより助長し、悲壮感を強めます。

 

トッピングの音(6・7・M7)

コードは「ド・ミ・ソ」などの3つの音に、トッピングとして別の音を入れたりします。

7(セブンス)

まず、よく使うのが「7(セブンス)」です。

「C」の場合は「ド・ミ・ソ」に短7度の音(7度の半音下)の「シb」を足すのですが、「ルートの全音下を足す」と考えたほうが分かりやすいです。

C7コード

普通のメジャーコードにゴージャスな広がりを出します。

また、マイナーコードに「7」を足した場合は、マイナー感をボヤっと滲ませてくれます。

 

「Cm」だと「ド・ミb・ソ・シb」です。

Cm7コード

 

M7(メジャーセブンス)

「7」にはもう1種類あります。

それが「M7(メジャーセブンス)」。

 

(「maj7」って書いたりもします)

「C」の場合は「ド・ミ・ソ」に7度の音の「シ」を足すのですが、「ルートの半音下を足す」と考えたほうが分かりやすいです。

CM7コード

これは「明るい」と「悲しい」の間のアンニュイな感じを演出します。

マイナーコードに使うとミステリー感が強く出ます。

 

6(シックス)

そしてたまーに出てくる「6(シックス)」。

「C」の場合は「ド・ミ・ソ」に6度の音の「ラ」を足します。

C6コード

これはしまりのないのんびりした雰囲気を出すコードです。

マイナーコードに使うと、悲しい感じに広がりが出ます。

 

テンション

「6」「7」の他にもトッピングの音があります。

前々回に「度」の項目でも触れましたが、ルートから一周回った上の9度、11度、13度の音です。

度

これを俗に「テンション」と言います。

表記するときはCm7(11)というように、コードの後に( )で付け足します。

 

9(ナインス)

まずは9(ナインス)。

これは先ほどのadd9と同じ、9度(一周まわった2度)の音をトッピングします。

「add9」は単体で9度の音だけを足しますが、こちらの「9」は他のコードへのトッピングとして使われます。

例えば「C7(9)」は「ド・ミ・ソ」に短7度の「シb」と9度(2度)の「レ」を足したコード。

C7(9)コード

(こいつの表記は「7」を省略して「C9」と書く場合もあります)

 

このコードは「7」の広がり感に「9」の爽やかな響きを足して、少しのオシャレ感をもたらします。

「m7」で使うと、ダイナミックな悲壮感が出ます。

 

また「9」を半音下げた「9b(フラットナインス)」、逆に半音上げた「#9(シャープナインス)」というバリエーションもあり、それぞれ独特の個性を持った響きがあります。

 

11(イレブンス)

続いては、ルートに対して11度の音を足す「11(イレブンス)」。

これは主にマイナーコードで、「7」と一緒に使うことが多いでです。

 

「Cm7」の場合は「ド・ミb・ソ・シb」にルートから11度(4度)の「ファ」の音を足します。

Cm7(11)コード

このコードはマイナーの悲しい感じを「7」「11」がぼやけさせて、悲しみが落ち着いたような感じです。

こいつもバリーエションで、半音上げた「#11(シャープナインス)」なるものがありますが、込み入った音で、あまりポップスソングでは使いません。

 

13(サーティンス)

最後のテンションは、ルートに対して13度の音を足す「13(サーティンス)」です。

これは基本「7」と一緒に使います。

 

「C7」の場合は「ド・ミ・ソ・シb」にルートから13度(6度)の「ラ」の音を足します。

C7(13)

こいつは「7」のダイナミックさと「6」ののんびり感が合わさって、オシャレ感を演出します。

 

バリーエションに、半音下げた「#13(シャープサーティンス)」なるものもあります。

テンションの種類はこれだけなのですが、例えばC7(9b,13)というように、テンションを2つ以上引っ付けることもあります。

 

オンベース

最後にもう一つ、知っておきたいイレギュラーなコードのパターン。

 

まずベースについて。

それぞれのコードに対してベースの音(バンドでベースが鳴らす基本の音)は決まっています。

 

それは「ルート」の音です。

ルートはそのコードの基本となる音。

 

「C」のコードだと、「C(ド)」の音。
「Am」だと「A(ラ)」の音。
「F#7」だと「F#(ファ#)」の音。

というように、それぞれのコードの名前に入ってる音がベースの音、と思ってもらうと分かりやすいと思います。

アレンジをする際、ベースの音はこのルートの音を使うのが基本です。

 

これに対して、イレギュラーに違う音をベースの音として迎え入れることがあります。

それが「オンベース」です。

 

例えば「C」のコードのベースを「C(ド)」から「E(ミ)」にした場合は、こんな感じです。

C/Eコード

表記は「C/E」とか「ConE」と書きます。

 

これによって、普通の「C」とは違った響きが得られます。

オンベースは単発で使う場合もありますし、上のコードがそのままで、ベースだけが変化していくというパターンもあります。

 

まとめ

というわけで、コードのバリエーションについて説明して参りました。

メジャーコードやマイナーコード、その他のコードに、様々なテンションを加えたり、オンベースを使ったりする考えると、かなりのコードにはバリエーションが出来ることがわかります。

 

ただポップスなどではあまり複雑なものは使われず、定番に使うコードのバリエーションは限られています。

ストレートに何かを伝えようとした場合、コードもストレートな方が伝わりやすかったりしますからね。

 

しかしこれらのバリエーションを駆使することによって、楽曲に様々な色合いを与え、作品の色んな楽しみ方を作り出せます。

 

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Neo

大阪・河内長野在住のシンガーソングライター。 アカペラグループUNITEで約15年歌い、現在はソロボーカリストとして活動中。 歌神・玉置浩二を敬愛し、彼のような歌い手になるために鍛錬の日々を送っています。一人で玉置浩二トリビュートアカペラという企画もやってます。 詳しいプロフィール

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