玉置浩二さんご愛用の歌ウマ・ボーカルテクニック「ブルーノート」
こんにちは。
歌神・玉置浩二を敬愛する、アカペラ・シンガーソングライターNeoです。
今日はですね、そんな玉置さんの「歌い方」についての分析。
というか、玉置さんが使っている歌のテクニックの一つをご紹介します。
これを使ってもらえると、もっと歌が上手くなれる!玉置さんに近づける!(かも知れない)という話です。
玉置さん愛用の歌ウマテクニック「ブルーノート」とは
歌のテクニックといってもたくさん種類があります。
「ビブラート」「こぶし」「エッジボイス」に始まり、細かいのも入れると名前がついてんのかどうかよくわからんのまで、たくさんあります。
そんなたくさんある歌のテクニックの中で、今日紹介するのは「ブルーノート」と呼ばれる小技です。
ブールーノート?あの格式高きライブハウス?
玉置さんもライブやってるあの「BLUE NOTE」!?
今回はそれとは違います。
「ブルーノート」とはそもそも音楽用語。
意味は、普通の「ドレミファソラシド」の音階の「ミ」「ソ」「シ」の音を半音下げた音のことです。
これは、ブルースとか、ジャズとかで使われる、技というか、一つの音階ですね。
これを使うと、通常の「ドレミファソラシド」では出せない、気だる~い、ブルージーな響きが生みだせるんです。
とまあ専門的なことを言われてもよく解からないのですよね。
てことでさっそく、玉置さんの使う「ブルーノート」を見てきましょう。
玉置さんが使ってる「ブルーノート」例
玉置さんはこのブルーノートを昔よりもよくお使いになられています。
というのも、昔は通常の音階だった曲を、最近はブルーノートを使って歌われることがあるからです。
今回例で上げるのは、玉置さんの有名なバラードの一つ「メロディー」です。
聞き比べて頂きたいのが、この曲の2番のAメロ。
「なつかしいこの店のすみっこに置いてある」の「置(お)」の音階です。
まずは、ちょっと動画で聴いてみて下さい。
リリース当初の玉置さんは、この部分を、このように歌ってます。
これはブルーノートではない普通の「ドレミファソラシド」音階です。
市販の楽譜でもこちらの音で記載されています。
では今度は、最近の玉置さんの映像。
これ同じところを聴いてください。
おわかりになりましたでしょうか。
こっちの方の玉置さん、同じフレーズをブルーノートで歌っています。
つまり「お」の音が半音下がってるんですね。
で、音を下からしゃくってるのわかりました?
この「しゃくる」ってのが、ブルーノートのポイントで、歌に限らずギターとか管楽器などでも、しゃくる感じで演奏されます。
わかりやすいように、MIDI音源で打ち込んだものを聞き比べてみてください。
最初はこっち。
後の方がこっちです。
これはCD版で聞き比べてもらってもこのように変わっています。
玉置さんは、昔の歌のフレーズを変えて(フェイクして)歌ったり、ためて歌ったりというをよくされていますが、よく聞き比べると、このブルーノートも密かによく使われています。
もちろん最初から入ってる曲もたくさんあります。
たぶんですけど、玉置さんは他のフェイクと同じで、あまり考えず感覚で気持ちいいからやってるって感じじゃないかなぁと思います。
ブルーノートをマスターするには
さて、そんなブルーノートをマスターするには、どうすればよいのか??
まずブルーノートと普通の音階の違いを知ることです。
知らないことには、再現できませんからね。
そのためにはしっかり聴きくらべて下さい♪
ブルースとかジャズとかではよく使われる音階なので、そういった音楽に触れるのもありですね。
あとはやっぱり歌が上手くなる一番の早道は完コピです!
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玉置さんに限らず、歌の上手な色んな方の完コピをして下さい~