玉置浩二の完コピで気付いた腹式呼吸の重要性
こんにちは。
前回は「猫背が発声に与える悪影響」と、逆に「猫背を改善することで発声が良くなる」ということについて書きました。
(高い声もイケボも阻害する猫背の治し方)
そして、僕が発声を改善したときに、猫背の矯正+「別の要素」があると書きました。
今回はそれについて書きます。
その要素とは、記事タイトルにもなっていますが、
「腹式呼吸」 です。
ちょっと歌をかじった人なら、「そりゃそうでしょう」「なんだよ今さら~」という話かも知れません。
ところが僕、
実は長き間この基本中の基本とも言える「腹式呼吸」を甘く見ていたんです( ̄◇ ̄;)
いや~、バカでした_| ̄|〇
腹式呼吸が発声にもたらす効果
腹式呼吸とは
ではまず初めに、改めて腹式呼吸について。
腹式呼吸とは、横隔膜(外見で言うと下腹の方)を動かして、空気を吸い込んだり送り出したりする呼吸法です。
難しいことはなく、寝ているときはみんな腹式呼吸です。
ただーし!
発声時に意識的に腹式呼吸を行うには少しエネルギーが必要なんです。
日本人は腹式呼吸が苦手
この腹式呼吸、先天的にできちゃう人もいるのでとっても羨ましいのですが、
日本人は言語の仕組み上、腹式呼吸が苦手な人が多いんです!
英語なんかだと「シュッ!」とか「トゥッ!」とか子音を強調するので、自然に腹式で息を出して発声をするようになります。
ところが、
日本語は喉で母音を強調する発声になるので、どうしても腹式ではなく胸式の発声になってしまうんです。
腹式呼吸ができたきっかけは玉置浩二
僕はぶっちゃけ長い間腹式呼吸の本当の意味がわかっていませんでした(´・ω・`;)
頭でわかっても、体で理解できてなかったんですね。
それでも僕は、長い時間をかけて、いろんな方向からのアプローチで悪い発声を改善してきました。
かなり遠回りをしてたんだと思います。
そして、とうとう僕が腹式呼吸の意味をちゃんと理解するきっかけになったのが、
僕が、最も敬愛する歌い手、玉置浩二さんなんです。
自分の歌がそこそこ良くなってきたと思ったある日から、
玉置浩二の完コピを始めることにしました。
これ、実はけっこう最近のことなんです(^^;)
玉置さんは、もう20年来のファンなのに、
なんで今ごろ玉置浩二の完コピを始めたかと言いますと、
ずっと「発声が良くなってからやろう」と思ってたんです。
で、最近になって、「ぼちぼちいいかな」と思って始めたんですが、
この「本気の玉置浩二の完コピ」は、腹式呼吸なしでは不可能だったんですねー!
そして同時に、猫背ではちゃんとした腹式呼吸ができないことに気付いたんです!
お腹からしっかり息を吐いて、声を安定させないと、あの歌い方は出来ません。
てことで、
完コピを始めてからしばらく経ったときに、今までよりも格段に喉が開く感覚を覚えました。
そしてどんどん高い声が出せるようになっていったんです。
また、声も裏返らなくなり、歌ってて喉が痛くなるなんてこともなくなりました。
いや~遠回りしましたね。
まとめ
ってことで、改めて言いますが
腹式呼吸、めちゃめちゃ大事 です。
そして、完コピに関しては、歌が上手くなるための最短の近道という記事でも書きましたが、
完コピもめちゃめちゃ大事 です!
さて、次回は僕が腹式呼吸を体得するのを加速させた、必殺のボイストレーニング法を書きます!